柿嶋聡

柿嶋 聡

昭和大学 富士山麓自然・生物研究所

研究キーワード:
6年周期 一斉開花 種間比較 生活史 野外調査

WEBリンク:researchmap

研究概要

キツネノマゴ科のコダチスズムシバナ(コダチスズムシソウ)は、タケの仲間のように周期的に一斉開花する植物である。沖縄島において6年周期で個体が同調して一斉開花し枯れることから、発芽から開花・結実までの6年間を測ることができると考えられる。一方で、野外調査から、近縁種には毎年開花する多回繁殖型の植物や8年周期で一斉開花し枯れる植物があることがわかってきた。そこで、これらの近縁種を活用しながら、QTL解析、時系列的な遺伝子発現解析およびメチル化解析、栽培実験などを行うことで、コダチスズムシバナが6年間を測るメカニズムの解明に迫りたい。

主要論文

  1. Ishida A, Nakamura T, Saiki ST, Yoshimura J, Kakishima S. Evolutionary loss of thermal acclimation accompanied by periodic monocarpic mass flowering in Strobilanthes flexicaulis. Sci Rep. 2021 Jul 12;11(1):14273.
  2. Kakishima S, Liang YS, Ito T, Yang TA, Lu PL, Okuyama Y, Hasebe M, Murata J, Yoshimura J. Evolutionary origin of a periodical mass-flowering plant. Ecol Evol. 2019 Apr 9;9(8):4373-4381.
  3. Ito H, Kakishima S, Uehara T, Morita S, Koyama T, Sota T, Cooley JR, Yoshimura J. Evolution of periodicity in periodical cicadas. Sci Rep. 2015 Sep 14;5:14094.
  4. Kakishima S, Yoshimura J, Murata H, Murata J. 6-year periodicity and variable synchronicity in a mass-flowering plant. PLoS One. 2011;6(12):e28140.

略歴

2006年3月 東京大学 理学部 生物学科 卒業
2008年3月 東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻 修士課程修了
2009年4月〜2011年3月 日本学術振興会 特別研究員(DC2)
2012年3月 東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻 博士課程修了 博士(理学)
2012年4月〜2013年3月 静岡大学 創造科学技術大学院 特任助教
2013年4月〜2016年3月 日本学術振興会 特別研究員(PD)(静岡大学 創造科学技術大学院)
2016年4月〜2018年9月 国立科学博物館 植物研究部 支援研究員
2018年10月〜2023年3月 国立科学博物館 分子生物多様性研究資料センター 特定非常勤研究員
2023年4月〜現在 昭和大学 富士山麓自然・生物研究所 講師

主な所属学会

  • 日本植物学会
  • 日本植物分類学会
  • 種生物学会
  • 日本生態学会
  • 日本進化学会

趣味

自然観察 スポーツ観戦