三輪久美子

A01-PF5
時計タンパク質KaiC ATPaseの機能特性による
概日リズムのメカニズム解明
三輪 久美子
名古屋大学 大学院理学研究科 / 高等研究院
研究キーワード:
概日時計 シアノバクテリア KaiC ATPase
WEBリンク:教員DB
研究概要
シアノバクテリアの概日時計は3つの時計タンパク質(KaC、KaiA、KaiB)からなり、試験管の中で3つのタンパク質を混ぜるだけで概日時計の3つの条件(約24時間周期、温度補償性、環境への同調)を満たす概日リズムを再構成することができます。この時計機構では、KaiCがATPを分解する活性(ATPase活性)が時計の周期と温度補償性を規定します。本研究は、KaiCのATPaseとしての機能特性を解析することによって、KaiCが時計のペースメーカーとして機能して概日リズムを生み出すメカニズムの解明を目指すします。さらに、独自に得た多数のKaiC変異体のシアノバクテリアを用いた解析によって、タンパク質による時計機構の適応的意義を探求します。
研究協力者
藤本 和宏(名古屋大学 大学院理学研究科・トランスフォーマティブ生命分子研究所)
大川 妙子(名古屋大学 大学院生命農学研究科・トランスフォーマティブ生命分子研究所)
主要論文
- Matsuo T, Ito-Miwa K, Hoshino Y, Fujii YI, Kanno S, Fujimoto KJ, Tsuji R, Takeda S, Onami C, Arai C, Yoshiyama Y, Mino Y, Kato Y, Yanai T, Fujita Y, Masuda S, Kakegawa T, Miyashita H. Archaean green-light environments drove the evolution of cyanobacteria's light-harvesting system. Nat Ecol Evol. 2025 Feb 18.
- Ito-Miwa K, Terauchi K, Kondo T. Mechanism of the cyanobacterial circadian clock protein KaiC to measure 24 hours. Circadian Rhythms in Bacteria and Microbiomes, Springer Nature, 2021 pp79-109
- Ito-Miwa K, Furuike Y, Akiyama S, Kondo T. Tuning the circadian period of cyanobacteria up to 6.6 days by the single amino acid substitutions in KaiC. Proc Natl Acad Sci U S A. 2020 Aug 25;117(34):20926-20931.
略歴
2006年 名古屋大学大学院理学研究科 博士課程の所定の単位を取得の上退学
2006年 博士(理学)名古屋大学
2006年4月〜2020年6月 名古屋大学大学院理学研究科 研究員
2021年4月〜 名古屋大学大学院理学研究科・高等研究院 特任助教
主な所属学会
- 時間生物学会
- 日本植物生理学会
- 生命の起源および進化学会
趣味
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